製缶工事現場で最初に覚える作業と言えば?
製缶工事現場で最初に覚えることは溶接作業です。
アーク溶接、TIG溶接、半自動CO2溶接機、エンジンTIG溶接機、水冷溶接機など、さまざまな種類の溶接機が現場で使用されています。
それぞれの特徴や使い方を学ぶことから始めていきましょう。
まず基本中の基本、アーク溶接。
アーク溶接は、電気アークを使用して金属を溶かし、接合する溶接方法です。
アーク溶接機を使う際は、電流の調整や電極と母材との適切な距離を保つことがポイントです。
アーク溶接は比較的簡単に始めることができ、初めての溶接作業に向いています。
ただし、安定した溶接ビード(溶接線)を作るためには練習が欠かせません。
次にTIG溶接。
TIG溶接はタングステン電極とインアートガス(アルゴンなど)を使い、金属の接合部を溶かして結合する方法です。
特に薄い金属や高品質な溶接が必要な場合に使用されます。
技術的に難易度やや高めですが、必要になる技術なので、いずれ覚えていきましょう。
そして、生産性や確実性を高めるのに重宝される半自動CO2溶接機。
電極ワイヤーを自動的に供給しながら、アークを使用して金属を溶かし接合します。
作業者は、トーチを移動させることで溶接を進めます。
CO2ガスを使って溶接するため、スパッタが少なく、比較的きれいな溶接が可能です。
初心者でも扱いやすく、比較的早く習得できる溶接方法です。
弊社でもこういった技術をまずはマスターしていただければと思います。